Leica D Summilux 25mm F1.4

前から使ってみたかった、「明るい標準レンズ」をゲットしてみた。
これがレンズ沼(地獄)の一丁目・・・。

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Leica D Summilux 25mm F1.4は、ライカの認証を受けてパナソニックが設計&製造(日本製)している35mm換算で50mmの明るい単焦点レンズ。

これまでの手持ちレンズはどれもオリンパスの梅レンズ(オリンパスのフォーサーズレンズは松竹梅とカテゴリー分けがされてる)なので、いわゆる大口径レンズはこれが初めて。

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E-410との組み合わせは、レンズだけが不自然に重いし、見た目もアンバランスではあるのだけど、不思議と許せてしまう。これはひとえにE-410のボディーの可愛らしさの為せる技。

写り・・・というほどの目は持ってないのでなんとも言えないけど、普通に明るいレンズはよいです。あと、35mm換算で50mmという焦点距離も使いやすい。2,3日使ってみた感じからすると、これは人を撮ると面白いレンズかなーという印象。

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小金ができたときにカメラに投資しようと考えた際に、フォーサーズに見切りをつけることも検討したのだけど、11-22mmとか50-200mmとか50mm F2.0マクロとか、使ってみたいレンズがまだあることを思い出して踏みとどまった。他のマウントでこのクラスのレンズを揃えようとすると10万円+の投資が必要になるし、今のE-410のシステムもなんだかんだ言って気に入っているので急いで離れることもないかなーと。

ただ、カメラ屋で触ったK-7の印象はとてもよかった。防塵防滴の小型のボディーにぎっしり機能が詰まっていて、これなら山でもガシガシ使えそう、という感じ。動体撮影をちゃんとやるのであればキャノンorニコンの二択なのは間違いないところだけど、AFの遅さも連射性能の低さもある程度慣れでなんとかできることが分かってきたので、もし今まっさらな状態からデジタル一眼レフを選ぶとしたらK-7にしていた可能性が高かった。

逆に、動画も面白いかもなーと思って触ってみたGH1は、ボディーの質感とかが大阪の電気屋っぽさが前面に出ていて全然好きになれなかった。コンパクトデジカメ然としたGF1は許せるけど、GH1のピカピカした悪趣味な外装は全然駄目。愛着のわかない道具は使わないと分かっているので選択肢からあっさり外れた。

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D Summilux以外だと、面白い写真が撮れそうな50mm F2.0マクロか、将来的に山でもバリバリ使うことを考えて11-22mmあたりも視野に入っていたのだけど、マクロは3535があるし、広角はどこまで使うか分からなかったので、まずは一番「違う絵」が撮れそうなD Summiluxを選んだ。この次にフォーサーズレンズに手を出すとしたら11-22mmあたりかな。

D SummiluxはコントラストAFにも対応しているので、今後マイクロフォーサーズが主流になったとしても「明るい標準レンズ」として使い続けられるという逃げ道も用意できるはず(弱気)。

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あとは、あちこちガタがきているE-410をリプレース、というかボディーを追加したいところだけど、欲しいボディーがないので悩み中。噂になってるE-460がどういう形で出てくるのかを見てから考えよう。

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E3, E-30クラスのヘビー級ボディーには興味がなかったけど、このレンズの圧倒的な存在感を知ってしまうと、しっかりしたボディーってのも悪くないなーなんて思ってしまったりもする。防塵防滴で比較的小型軽量のボディーなんかが出てきたら、多分イチコロ。

当面はSummilux君を楽しく使わせてもらうことにしよう。

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Why Your DNA Isn't Your Destiny

使い道に困ってたタイエアーのマイレージで米TIME誌を購読しはじめたのだけど、早速面白い記事を発見したのでメモ。

"Epigenetic"(エピジェネティック)と呼ばれる最近ホットになりつつある生物学の研究分野に関する記事なのだけど、なかなか刺激的な内容で楽しく読めた。題名は"Why Your DNA Isn't Your Destiny"。ウェブを調べたら、今どき普通に全文がウェブ上で読めるのね・・・。

エピジェネティックとは、一言で言ってしまうと「親から子へと受け継がれる因子は遺伝子だけではなくて、DNAとタンパク質の複合体であるクロマチンへの後天的な影響もひっくるめて伝わりますよ」という学問。

古典的なダーウィニズム的発想だと「俺が生まれた時点で俺の遺伝子は決まってる」=「俺が生まれてから何やってきたかは俺の子供には一切伝わらない」ってことになるのだけど、エピジェネティックではそうはならない。例えば「ストレスや飲酒やバカ食いなどの健康リスクを犯した親から生まれた子供は、親と同様の健康リスクにさらされる可能性が高い」となる。

なぜこうなるかというと、遺伝子の中に書かれているコードをマスキングするためのエピジェネティック情報が遺伝するからである、ということらしい。ここでいうエピジェネティック情報ってのは、体内の特定の部位で適切な細胞を作る(たんぱく質を作るべき部位で赤血球が作られては困るので、関係ない部分はマスキングする)ためのものなのだけど、この部分は後天的な影響を受けやすく、細胞分裂したあとも引き継がれるのだそう。従来は「動物ではエピジェネティック情報は子供に受け継がれずリセットされる」とされてきたらしいのだけど、最近になって受け継がれることが分かってきたとのこと。

TIME誌に紹介されていた本"The Genius in All of Us"は、最新のエピジェネティック研究を取り上げた本らしくって、なかなか面白そう。「生物はDNAの乗り物である」と看破したリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」が一大センセーションを巻き起こしたのと同じように、今後はエピジェネティックがあちこちで取り上げられることになりそうです。

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約束の地?

21.5インチのiMacを自宅に導入してみた。

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もう5年以上も前からMacに移行する移行すると騒いでいたのだけど、いつまで経っても移行しないので、身の回りの人間から狼少年呼ばわりされていた汚名をここにきてようやく返上。

果たしてここが噂の「約束の地」なのでしょうか・・・ね?

かれこれ15年来のWindowsユーザーであるところの自分がMacの導入を決意するまでには壮絶なドラマがあった・・・わけではなくて、最終的に導入を決定した理由は「かっこいいから」。

もうじき丸6年の利用になる自宅のメインPC、VAIO Z1X/P(ノートPC)がそろそろやばそうなので(それにしてもよくもったな)、新しいPCを考えなきゃな〜とは考えていたのだけど、最近のWindows PCには全くと言ってよいほど欲しくなるマシンがない。そんなタイミングで狙ったかのように新しいiMacが発表されて、なかなかお買い得な印象だったので、かねてから考えていたMacへの移行を決心してみた、というのが話の経緯。

自分が自宅PCに求めていたのは

- 縦解像度1050ピクセル以上 (Z1X/Pは1050あったので最低これぐらいは欲しい)
- 少なくとも3年くらいは安心して使えそうなスペック&信頼性
- 静かな動作音

という感じ。
今時のディスプレイはワイドのものが多いので、ノートPCでこの条件を満たすものはどれも巨大なものばかり。だったらデスクトップでいいじゃんとは思っていたものの、決定打になるほど欲しくなる機械がなくて悶々としていたのでした。

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さて、そんなわけで初めてのMac。
ま~、特に悩むことなく使えますね。

アプリケーションのインストールの仕方とか、イメージファイルをマウントするノリとか、そのあたりのお作法は大学生の頃に好きで触ってたBeOSに似ている印象。全体的にOS側がよろしくやってくれる仕様なのだけど、この「よろしくやってくれる」具合がApple的によく練られているので、普通に使っている限りストレスが少なくて済む。

一方で、キーボードのショートカットとか、根本的なところを理解してないので作業効率はまだまだ悪い印象。このあたりは慣れの問題なので、使い込んでいくにつれてクリアーできる問題。

なにはともあれ、Firefoxのブックマークのインポート、Thuderbirdで受信したメールのMailへの移行、Google CalendarとiCalの同期、アドレス帳の移行、etcを済ませたので、日常的に使うPC環境としては順調に完成しつつある感じ。

我が家は諸事情あってnas上のファイル名の文字コードがeucなので、Sharityを使ってマウントしないと日本語ファイル名が化け化けだったりして苦労をさせられたものの、音楽ファイルやら写真ファイルやらをすべてMacに持ってくることに成功。この状態でnas相手にTime Machineを使えばかなり安心な環境を手に入れることができるはず。

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21インチiMac(梅モデル)のハードウェア自体の印象は

- 27インチに心惹かれたけど、21インチで十分デカい
- LEDバックライト液晶は青白い気もするけどきれい
- 設置面積自体は狭いので、机が広く使える
- キーボードがコンパクトなのはナイス
- Magic Mouseはかっこいいしスクロールも便利だけど、かっこよさを優先して実用性を犠牲にしているような気がしてならない

ってなところ。
スペックに不満はないし、所有欲は存分に満たしてくれるし、はじめてのMacとしてはよい買い物だったかな。唯一気になるのはハードディスクの換装がものすごく面倒くさい(らしい)ってことだけど、やってできないことはないだろうし、少なくとも1、2年くらいはもってくれるだろうから、当面は気にしないでよいものと思いたい。

ちなみに、64ビットカーネルだとばかり思ってたSnow Leopardだけど、現状だとデフォルトは32ビットカーネルが起動するみたい。ネットの記事を参考にして、試しに"6"と"4"のキーを押しながら起動してみたところ、64ビットカーネルで起動したのでとりあえずしばらくこのまま使ってみる予定。

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MX-AIR IS BACK!!!

我が家のホームシアターで大活躍の高級おマウスさんこと、Logitech MX-Airが不調。スイッチをONにしても電源が入らず、クレードルに置いても充電されなくなってしまった・・・。

実はこの症状が出るのはこれで二回目。
前に問題が出たときは、あわててロジクールのサポセンに電話してブツを送りつけて見てもらったところ、「症状が再現せず」と送り返された経緯があり、その後は何事もなかったかのように動作していたのだった・・・。

そんなわけで、今回は数日間電源を入れっぱなしにして放電してからクレードルに置きっぱなしにしてみたりとか、いろいろ試してみたのだけど、改善される傾向がなかったのでサポセンにメールで連絡(電話はいつまで経っても出ない)。

1週間待たされた結果「故障で新品との交換」ということになったので、必要書類をまとめて送りつけて、さらにまた1週間待たされてから無事に新品をゲット。
・・・3年保証で助かった・・・。

壊れたMX Airは自腹で送ってくださいとのことだったので、これを送り返して一件落着の予定。
それにしても、ロジクールのカスタマーサポートのレスポンスの悪さは芸術的。急ぐ人はいつまで経っても繋がらない電話で頑張れっつ~ことなのかしら。

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普通のマウスとして考えると全くといってよいほどメリットが見いだせないMX Airだけど、ホームシアター用のマウスとしては唯一無比のものなので、これからも我が家のリビングでは活躍してもらう予定だ。

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2009年・社内対抗テニス大会

毎年楽しみにしている、社内対抗のテニス大会に出場。

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金曜日は定時に退社し、3チームのキャプテン達を乗せたT川さんカーに同乗させてもらって白子へ。キャプテン達が会議に出ている間にビールとワインで盛り上がる。我らがAチームキャプテンの艦長が引いてきたのは、三つ巴になりそうな気配のヤバめなリーグ。強敵の本社Bと、鉄板のシングル1,2を持つ木更津Aにどうにかして勝たねばならない・・。

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土曜日は早起きして朝練。ここのところ毎週のように試合があったので、調子は上々。M穂野さんからは、「ストロークでもう少し変化が欲しい」「サーブ&ボレーではしっかり止まってから打ったほうがよい」とのアドバイスをもらう。

開会式を済ませた後は、まず木更津Aとの第一戦目。
ダブルス3本を取る作戦で、自分とエースの艦長がD1で組むという変則的な人事。オーダー交換の時点でしてやったり感が漂う。D1の相手は片方の人が手強く、前半で艦長のサービスゲームを落としてしまったものの、ブレークバックを重ねて6-4で勝利。際どい試合だったけど、途中からこっちに来た流れを掴んで離さなかったのが勝因。D3,D2が着実に勝利を重ねてくれていたので、この時点で勝利が確定。シングルスではボコられてしまったものの、チームが勝てばよいので無問題。D1の手強かった相手の人は、前に同級生のH口と一緒にやったことある人だったようだ・・・。世界は狭い。

二戦目は強敵の本社B。
全体的にダブルスが強そうな相手だったので、まともに当たったほうがよさげであると踏んで、艦長&自分がシングルスに入る。じんさんとM井さんのD2勢がよい具合に競っている。D3/D1が敗北して自分の出番。相手は新人っぽい元気な人。2ゲーム目あたりで自分のサーブがネットに当たった瞬間にコードが破断して、ネットが落ちるというハプニングが発生。普通のスピンサーブだったんだけどなぁ・・・ヤレヤレ。打ち合っていると相手が先にミスしてくれる展開だったので、冷静に試合を進めて6-0で勝利。先行していたD2は4-1, 5-4からまくられて痛恨の敗北を喫する。M井さんが転倒してからリズムを崩してしまったようだ。S1の艦長も元気のないテニスで5-7。チームとしては1-4で負け。

三戦目の相手はSEND B。
三つ巴になる可能性があったので、緊張感を抜くことなく自分の努め(S1)を果たして6-1の勝利。S2のF澤さんが壮絶なタイブレークを制して盛り上がる。チームとしても5-0の快勝。もう片方のコートでは、本社Bが我々と同じ作戦を使って木更津Aに勝利したので、2位トーナメント行きが確定。
あぁ・・・ついにシード権を失ってしまった。

2位トーの初戦はそこそこ強そうな仙台B。
シングルスが強いという情報を頼りに、またもやダブルス取りの作戦。D3,D2が着実に勝利を重ねてくれたので、艦長&自分のD1も自信をもったプレーで6-2の勝利。シングルスは負けてしまったものの、無事二回戦へと駒を進める。トーナメント戦の初戦で勝つと、準決勝と決勝が二日目に入るので、この日の試合はこれでおしまい。

女子チームの応援をするべくセンターコートへ移動。
助っ人の増Kさんと初参加のS野さんがD2で勝利を飾り、シングルスのK桐さんも勝ったので無事2位トーの初戦を突破したようだ。もう一試合あるとのことだったのだけど、疲れが溜まっていたので先にあがらせてもらってお風呂へ。やはり、シングルスはちゃんとやると身体に応える・・・。

夕食を済ませて宴会で盛り上がり、サクッと就寝。・・・と、なぜか足を虫に刺されてかゆくて眠れなくなったので、午前1時頃に起きだして本を読んだりして暇を潰す。幸いすぐに痒みは収まり、眠くなったので6時過ぎまでぐっすり睡眠。

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二日目の日曜日も軽く朝練。
調子は悪くないけど、足腰に疲れがきているのでシングルスには不安が残る。今日はメンバーが8人とギリギリなので、自分がシングルスに入らないと厳しいし、マズイ・・・。

一旦宿に戻って朝食を摂り、一試合目の芝浦・大崎Cと対戦。
実力で拮抗しているチームだったので、小細工なしの布陣で望む。去年まで同じチームだったO岩君はD2で登場。五面での同時展開だったので、他メンバーの試合がゆっくり見れなかったのが残念。二日目の一本目ということでみな身体が硬い。S2の自分の相手は、ポヨ~ンとした球で確実につないでくる苦手な相手。打ち込めるけどミスりやすい球なので、丁寧なテニスを心がけるものの決めきれない展開でフラストレーションが溜まる。足が動いてないのでアプローチのミスが多い。あれよあれよとゲームを落として2-6の負け。もっとショットの精度がないとこの手の相手には勝てません・・・。O岩君の気合いの入ったプレーでD2を落とす。艦長のS1と、2-5から奇跡のカムバックを遂げたM穂野さん&T條さんのD3が勝利し、2-2と並んだ状態でK池さん&M井さんのD2がタイブレークに入る熱い展開。一進一退の手に汗握る攻防の結果、7-5の勝利。終始落ち着いたプレーを見せたK池さんと、アグレッシブなM井さんのコンビネーションがうまく機能したようだ。チームとして3-2の勝利で、二位トー決勝戦への鍵をゲット。

今年の最終試合は芝浦・大崎Bとの対戦。
シングルスの自信をなくしていた自分に代わり、じんさんにシングルスをお願いする。二日目でメンバーが抜けた分、ランキング6位のじんさんが繰り上がってシングルスもOKだったのかと思いきや、ほんとは駄目だったらしい・・・。

自分はM穂野さんとD1をご一緒させていただく。相手はピチピチ・プリプリの元気な新人さん二人。打ってくるボールも元気過ぎて困るけど、面白いほどM穂野さんの術中にはまってくれて優位に試合を進める。全試合を終えていたBチーム&女子が応援に回ってくれていたので、声援が賑やかで有り難い。「”若さ”を意識したらオヤジだよ」とか、耳に痛い発言もあったけど極力スルー。疲れていたせいかよい具合にリラックスできていて、サービスが安定していたのがよかった。2ブレークで5-2として、最後にもうひとつブレークして6-2の勝利。やはり、ダブルスは個人の力よりもポイントを取るテクニックと流れを引き寄せる集中力が大切。T條さん&K池さんのD3も勝利してくれていたので、2-2と並んでS1の艦長に勝敗がかかる。「さぁ応援だ」とみなで移動・・・と思ったら、ラストワンポイントだったらしくて即座に試合終了。テンションが最高潮に上がったと思ったら一気に落ちた。まぁ、相手は強敵・A達さんだったので仕方がないとはいえ、もう少し粘って欲しかった・・・。

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最終的な結果は2位トー準優勝の30チーム中10位。
シードをもらって順調に1位トーに抜けてしまうと、ボコられる試合ばかりになってしまう傾向があるので、2位トーのほうがよい意味で身の丈にあっているなぁ、というのがみなの共通意見。優勝すればメダルをもらえることだし、来年目指すとしたらまずはここかな。

幸か不幸か、自分たちのチームには絶対的に強いシングルスがいないので、ダブルス3つでもチームとして勝利できるこの大会は比較的「勝ちやすい」大会といえそう。個人スポーツのテニスなのに、チームとして熱くなれるのも団体戦の醍醐味。実業団のようにギスギスした雰囲気になることもないし、のびのびとテニスを楽しめるこの大会にはぜひまた来年も参加したいなぁ、と思った。

閉会式後はお約束のカレーを平らげて、S水さんカーに乗せてもらって早々と白子を出発。快調に都内を抜けて渋谷で下ろしていただき、2時前後に帰宅した。

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Garmont Tower GTX その後

今年になって新調したGarmont Tower GTXがようやく足に馴染んできた。
この靴を履いて行動した累計日数は10日間くらい。

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ちゃんとしたアイゼンが装着できる靴としては軽く、ガチガチソールの割には歩きやすく、そこそこの防水性を持ち、デザインがよい・・・というのがこの靴を選んだ理由だけど、今さらになって考えるとちょっと失敗だったかなぁ、と反省。

一言で言ってしまうと、この靴は「アイゼンつけてナンボ」の靴なんだよな~。

先日の穂高岳の池巡りでは、自分以外の二人がいわゆる軽登山靴だったのだけど、やはり夏山では軽登山靴がよいなぁということを痛感。何がよいって、ソールが馬鹿みたいに硬くないので、足裏感覚を頼りに歩くことができること。硬いソールの靴の場合、特に大きな岩が転がってるような場所では、ガチガチソールのグリップ感を頼りに足を置いていかないといけないので、いちいち気を使わないといけない。

昔風の考え方だと「それでもやっぱり重登山靴(=慣れろ)」ってことになるのだろうけど、軽登山靴やアプローチシューズの性能が飛躍的に上がった今となっては、夏山での重登山靴のメリットってほとんどない気がしてしまう・・・。夏でもロック&スノーな海外の山ならまだしも、日本では夏山でちゃんとしたアイゼンをつけることは稀なので、ガチガチソールが生きるシーンもほとんどない。

冬季は冬季で、重くてもよいから防寒性の高い靴が欲しくなるし、結論から言ってしまうと「Tower GTXは使いどころが難しい」ってことになってしまうようだ。無雪期の縦走から冬季~残雪期まで、一足で済ませてしまおうという貧乏根性が裏目に出てしまいまった形。

まぁ、デザインは気に入ってるし、冬~春山でも使えるポテンシャルはあるはずなので、もうしばらく使ってみることにしよう。アナログの世界でもデジタルの世界でも、「全てのコンディションに対応するものを準備しよう」という試みは、大概にして失敗することが多いようだ。

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