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土曜日からの EURO をプロジェクターで見るためにTVキャプチャーカードを買ってみた。
- 安くて(1万以下だとうれしいな)
- それなりにきれいで
- それなりにいじりがいがあって
- でも最低限“使える”レベルは確保されている
という条件で軽く下調べをしておいて、あまり考えずに行った秋葉原で玄人志向のSAA7133GYC-STVLP/Rってのが条件に合致した気がしたので購入。
もっと安いSAA7130-STVLPなんかもあったのだけど、ゴーストリデューサーとY/C分離機能がついてるのと、周辺の店にSAA7133GYC-STVLP/Rしか見当たらない(遠くの店まで足を伸ばすのが億劫)で、さらに所詮8,000円だし・・・という判断。
リモコンが入っているのに気づかなかったのだけど、あってもなくても同じなので気にしない。
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スコッと我が家の HTPC(Athlon XP 1600+)に刺して、添付のドライバーを導入して動作確認・・・とTV局のオートスキャンを実行するとPowerVCRが「強制終了」で落ちる。
この症状どこかで見たな、と思ったらTV Tuner Hotfix for DirectX 9.0b だった。
パッチを当てたらスカッと直った。
・・・と、ここで問題発覚。
現在 HTPC からは USB で ONKYO の オーディオデバイスを繋げているのだけど、何の因果かオーディオ入力ができない。
チューナーからの音声出力はキャプチャーカードの LINE OUT からなので、音声つきで録画するには一旦 PC のオーディオ入力に入れる必要がある。
ま、FireWire のオーディオデバイスがもうちょっとこなれてきたら乗り換えよう、と考えていたので、当面は録画はしない、ということにする。
添付の PowerVCRII は可もなく不可もなく。
将来的にキャプチャーしたり、プロジェクタへのI/P変換なんかを行うのにDscalerってソフトを使おうと思っていて、ちゃんと対応しているのを確認。
う~~~ん、ソフトウェアでこれまで高価だった専門ハードウェアの仕事をさせてしまう、ってアイディアは最高にスイート。
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映像のクオリティーは「ま、地上波ってこんなもんでしょ+」といったところ。
100インチでサッカーとかが見たいだけで、特に見たい番組なんてないので言うことはない。
そもそも現在家でテレビを見ることができるデバイスが物置にしまってある14インチのテレビだけだったので視聴環境としては圧倒的な進歩だったりする。
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んで、早速土曜日のポルトガル対ギリシャを見た。
ポルトガルの個人技が生きるのって、あるレベルの実力差があったり、本気度や集中力が(時には)落ちるプロのリーグ戦なんかでのお話で、今回のギリシャみたいに「コチコチに守ってカウンター」、しかも絶対につまらないミスはしないぞ、っていう場合には通用しない気がした。
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さらに続いて日曜日の(というより月曜日の朝の)イングランド対フランス。
個人的に一番期待していた試合なので、頑張って3時半から起き出して見ることに・・・。
結果はネタバレになるので書きませんが、「やっぱりやってくれたねイングランド」ってなところ。
もうね、予想できるんですよやることが。
でも結局近年稀に見る面白い(TVでの)サッカー観戦になった。
キャプチャーカード買ったのは大正解だったようだ。
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近年のサッカーって、ラグビーなんかでもそうだけど、極度にテンスな試合になるとセットプレーの類からしか点が入りにくい。
これに対してはもちろん賛否両論があると思うけれど、個人的にはもっと「ファウルを道具として使う」行為に対しては厳しくいったほうがいいんじゃないかな、と考えたりしている。
でないとしまいにベッカムやジョニー・ウィルキンソンみたいな「個の力」だけが勝敗を決してしまう、という団体スポーツにあるまじき状況が起きてしまうから。
もちろんキャプテン・マークをつけた選手がすべてを背負ってボールを蹴る、というシチュエーションが心躍るものであることも確かなのだけれど、それだったら野球で二死満塁で4番打者に打順が回ってくるのと同じようなものだしさ。
ショースポーツとしてのサッカーがもう少し健全な形になっていくといいなぁ、と思った。
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