久しぶりのテニス(会社のテニス大会に出場してみた)
2年ぶりに会社のテニス大会@白子に出場。
膝を痛めていたので山にも行けず、自転車にも乗れず、テニスの練習もほとんどできなかったが、昔取ったなんとやらで、自分ができることはやれたかなぁ、と思える内容だった。
日本中の会社の各事業所から男女合わせて40チーム前後が集まるなかなか活気のある大会で、自分としてはこれが3回目の出場。会社に入って1ヶ月半で初出場した際は、よく知らない人たちのチームに飛び入りで参加してしまったおかげで悲惨な目に遭い「日本でテニスはヤランゾ」と思うきっかけになってしまった因縁の大会でもある。
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今年の男子は30チーム集まり、例年通り3/4チームによるリーグ戦の結果に応じて1位リーグ、2位リーグ、3/4位リーグに別れてのトーナメント戦で全ての順位を決める形式。我がチームは、昨年度1位リーグへの突破を果たしたため(トーナメント戦ではビリから2番目の7位)、実にありがたいシード権を獲得していた。ドローでも3チームブロックに入り、強そうなチームとも当たらなかったおかげで、楽勝で1位リーグへ突破できると思っていたのだけれど、そうすんなりはいかなかった。
ダブルス3本とシングルス1本を取っていくイメージで臨んだ一試合目。あっけなくダブルス2本を落としてしまい、残ったのはシングルス2本。シングルス1では我らがエースが勝利を収め、シングルス2でもクラブのキャプテンが馬鹿打ちの相手に恵まれて勝利。辛くも3-2で勝利を挙げた。
自分のダブルス2では、相手がそこそこなプレイヤーだったものの、スタートダッシュで集中的に攻めて、4-2としたところから我慢のテニスを続けて6-4で勝利。少しでも気を緩めていたら危なかったかもしれない。
続く第二試合目は完全に格下の相手だったので、何も考えず・やらずに5-0で勝利。ここまで楽だと逆にその次が怖い。自分のダブルス2では、このチームのキャプテンを組んで6-0。
1位トーナメントへの突破を決めたものの、初戦で当たった相手が優勝候補筆頭のチーム(結局、今年は彼らが優勝した)。今日は実業団の最強チームが遠征中でいなかったので、ボールが当たりもかすりもしないような宇宙人プレイヤーはいなかったものの、我々のチームのエースクラスが勢揃いしたようなチームなので1つか2つ取れたらラッキーという気分。
シングルス2で出させてもらったのでベストを尽くしたが、普段からの練習量の差で4-6の惜敗。肩があたたまっていたのでサービスの調子はよく、センターへのエースが面白いように決まって4-4までは持って行けたものの、最後でほうで重要なポイントを落としてしまったのが響いた。ひとつひとつのポイントに集中しすぎてカウントをド忘れしたり、といまひとつ悔いの残る闘いではあったが、普通に試合をして楽しめたので自分としては満足。
その他のメンバーもズタボロにされ、0-5の完敗。
その次の試合は、5位/6位になるか7位/8位になるかを決める大事な試合。5面展開で、自分のダブルス2では1ポイント1ポイント大事に取っていって6-3の勝利。シングルス1/2は接戦を落としてしまったものの、他のダブルス2本で勝利を挙げて3-2の勝利。
翌日、最後に残った5位/6位決定戦では、再度シングルス2で出させてもらったものの、苦手のサウスポーのビッグサーバーに当たって無惨にも0-6で敗北。フォアハンドで受ける際、ボールが跳ねた後に体から離れていく感覚にはもっと慣れが必要。途中からスライスで返すことに専念して機能してはいたものの、時既に遅し。朝一番で肩が温まっていなかったせいか、サーブも不調でエースは1本か2本。セカンドサーブもきっちり返されたので、あっけなくもブレークの山を築いてしまった。ラリーで圧倒してチャンスボールをゲットした時にきちんと決めきれなかったのも大きい。過去8年くらい続けてきた「楽しくラリーで打ち合って遊ぶテニス」には「チャンスボールを決める」というルーチンが存在しなかったのだ・・・。
チームとしては、期待していたダブルス2本を予定通り取ってくれたので、結果として2-3の惜敗。あまりにも速攻で終わった自分の試合を勝ったと勘違いして頑張ってくれていたみんなには、申し訳ない気分で一杯だった。
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くじ運に恵まれた感も強いが、去年よりもよい成績を残すことができたのは、チームとしての実力がそこそこあって、チームとしてうまく波に乗っていることが大きいのではないかと思う。明るい雰囲気がの中でのびのびやっていると、自然とチームとしてのまとまりが出てくるし、応援にも力が入る。
自分にとってテニスの醍醐味は「ピリピリするような緊張感」を味わうストイックなスポーツであり続けていたのだけれど、のんびりとした空気の中で楽しくプレーするのもいいなぁ、と思えた大会だった。
悔しいけど、やはりテニスは楽しいのだ。
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