クロスバイクのチェーン交換
月曜日の夜にクロスバイクにて帰宅中、突然フロントギアがミドルからインナーに落ちる症状が頻発し始めた。
調整がいまいちなせいか、これまでもごくたまに出ていた症状だったので、気にせず家まで乗って帰ったものの、ちょっと漕ぐだけで面白いようにスコンと落ちてしまう。「こりゃ本格的に駄目か?」と家の中に持ち込んで様子を見てみたところ、なんとチェーンが切れかかって緩んでいるではないか・・・。
2005年の5月に購入して以来、通勤にお出かけにお買い物に、と乗り続けてきて、ほぼ2年半もった計算になる。通勤が往復10kmなので、1ヶ月の半分(15日)を自転車通勤した計算で、約4,500km。さらに、鎌倉や箱根に行ったり、都内をテロテロと走り回ったり・・・ということを考えれば、とっくに寿命と言われている5,000kmは突破していたのだろう。
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既にホイールは今年の5月に修正不能なところまで振れてしまっていたので、ホイールをMAVIC AKSIUM RACEにし、タイヤはMichelin Pro II Race 23cにアップデート済み。リアのギアシフターで問題が出て交換したこともあったので、何だかんだでこのクロスバイクには幾度となく手をかけさせられている。
これまでの通例だと、この手の専用工具が必要になるようなメンテは買ったお店で面倒を見てもらっていたのだけれど、そろそろチェーンの交換くらいは自分でやれたほうがいいなぁ、と思ったので会社にでかける途中で替えのチェーンとチェーンカッターを調達。クロスバイクはSHIMANOの8速なので、6,7,8速に対応するという HG-70 を選択。チェーンカッターは、Park Tool の CT-6 をゲット。お店の人も愛用しているそうで、「一応カンパの10速でも使えないことはない」とのこと。
このあたりを読む限りでも、カンパニョーロの10速チェーンはサードパーティー製ツールとの相性があまりよくないので、近くロードレーサーのチェーンを交換する際にはサードパーティー製のチェーンに逃げてしまった方が懸命なのかも知れない。(カンパの純正チェーンカッターは1万円以上する(!!!))
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ついでにお店の人に「フロントシングルにするのって大変ですか?」とカジュアルに質問したところ、あっさりと「おすすめできない」という答えをもらった。
フロントのシングル化は最近やろうとしている人が多い改造らしいのだけれど(ピストのシンプルさに魅せられてる人が多いってことなのかも)、シマノの設計思想とかみ合わないようだ。
例えば、チェーンがフロントの真ん中のギアに入ってるときは、リアの端っこのギアを使うことは推奨されないため、フロントのアウターとインナーギアを取り外して安直にシングル化した場合、リアのハイかローに入れるとチェーンが脱落してしまう。
もちろんリアの端っこのギアを利用しないように意識すればそのままでもよいけれど、42x12, 43x25 が使えず、残りの6枚でなんとかするのはなかなか厳しいものがある。さらに、チェーンガイドをフロント側につけることも可能ではあるものの、それでもチェーンが外れてしまうリスクはあるようで、結局のところ「おすすめできない」がファイナルアンサーのようだ・・・。
「昔だったら、フロントをシングルにしてる人は、リアもシングルにしてたからネェ」とのこと。
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飲み会から帰った深夜、そのままの勢いでクロスバイクのチェーンを交換してみた。
作業のノリはこのあたりで掴んでいたので、特に迷うこともなく作業を完了。
注意すべきことは、新しいチェーンを正しいリンク数までカットすることと、チェーン結合部のアウターリンクとインナーリンクの方向(チェーンの進行方向の前側にインナーリンクがくる)を気をつけることくらい。
やってしまえばどうってことのない作業ではあるけれど、経験のない状態でウダウダ悩んでいるだけでは、いつまで経っても成長しないなぁ、と改めて思った。
通勤やちょい乗りで使うクロスバイクは、お金や手間をかけすぎないことによって普段着感覚で乗れることこそが最大の強みだと思っているので、これからも手をかけすぎない程度に手をかけていくことにしよう。
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