allofmp3は死なず
「データ量で計り売りしてる音楽配信サービスがある!」・・・と有名になった、ロシアのallofmp3.comというサイトがあった(過去形)。
欧米のポップスやロックの品揃えがなかなか充実しており、自分でコーデックやビットレートを指定できる上に純粋な「データ量」で値段が決まるという、身も蓋もない感じが気に入っていて、2回くらい30ドル前後をチャージしてちょこちょこ利用していた。
・・・で、今年の中頃になって突然サイトが閉鎖してしまい「ああ、ついに音楽業界に刺されたか」と思っていたら、新たなサイトを立ち上げて、同様のサービスを今度は専用のソフトを使って展開しているようだ。その名もalltunes.comで、allofmp3のアカウントをそのまま使える(チャージされてた金額も残ってる)。
驚いたのは、allTunesというどこかで聞いたような専用アプリの出来で、これがダウンロードサイズ3MBのバイナリとは思えないほど上手に作り込まれている。なんというか、割り切りが実にうまい。
起動時にカタログ情報をダウンロードする(2回目以降もdiffを読み込んでるっぽい)ことで、ストレスなくサクサクと動作するキーワードサーチを実現している。で、アルバムやトラックに辿り着かせ、アルバムアートや視聴はネットから取ってくる・・・という仕組み。
さらに、ウェブベースだった時代は面倒だったダウンロードに関しても、この専用アプリが丸ごと面倒を見てくれるので便利になった。
今どき、怪しげなサイトで検索すればいくらでも無料で音楽はダウンロードできるけれど、一応コンテンツに密接に関係した仕事をやってる身としては、ホイホイとダウンロードするのもなんだか気が咎めるので、「CD買うほどじゃないけど聞いてみたいゾ」という音楽を漁るのに重宝することになりそうだ。
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