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Hot Fuzz



"Shawn of the Dead"のエドガー・ライト監督と、同じく主演のサイモン・ペッグの二人組による、徹底的にくだらなくて、パクりまくってて、皮肉に満ちてて、イケてるイギリス映画(誉めまくってる)。
こういうのを見ると、イギリス人ってのはとことんコメディーが好きで、しかも作るのも上手なんだなぁ、と感心してしまう。

場末のパブで友達とサエない顔でビールを飲んでそうなサイモン・ペグがスコットランドヤード(ロンドン警察)随一の「スーパー・エリート警察官」という設定にまず笑わせられ、イギリスの田舎町で起きるしょ~もない出来事や、サダム・フセインそっくりのスーパーの店長にも爆笑。物語が核心に入っていく過程でもしっかりギャグを忘れず、アクションシーンでは徹底的にハリウッドの有名アクション映画をパクっていて笑いが止まらない。アクションシーンって本質的には「ありえねぇ~」って笑いながら見るものなのだよね、ということを思い出させてくれた。

全編を通して馬鹿っぽい笑いを取りながらも、一枚皮を剥けばそこにあるのは強烈な皮肉を身にまとった批判精神だったりするあたりも素晴らしい。澄ました顔をしてバカをやる、というイギリス人の真骨頂ここに極まれり、という感じの作品。
例によって日本では公開されず、DVDへスルーパスとなる模様。

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