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シッティング縛り

自転車のことばかり考えてるような気がする今日この頃。

最近の自分の中のテーマは「シッティング」。
スポーツ自転車では、座りながら漕ぐことをシッティングと呼び、立ち漕ぎのことをダンシングと呼ぶ。

ダンシングは無駄が多いペダリングで、状態を起こすことになるので空気抵抗も増えるし、とにかくトルクが欲しいときに有効なペダリング。
ここ一番の爆発力が得られるのと同時に、心拍数が一気に上がってしまう諸刃の剣。

これまでの自分の場合、

A. 停止状態からの加速
B. 走行状態からの加速
C. 急な坂道の上りでシッティングが辛くなったとき

・・・といった具合にダンシングを使っていたのだけれど、AやBはともかくとして、Cに関してはできるだけこれを減らそうと思って最近は走っている。

なぜかといえば、ヒルクライムを意識した走りでは、できるだけダンシングに頼らない走り方が必要であることがよくわかってきたからだ。

上で書いたようにダンシングは無駄が多い走り方なので、ダンシングをやり始めたタイミングでは少し楽をできるけれど、一気に心拍数が上がってしまうし、守りのダンシングではスピードも上げられないので、結果として遅くなってしまう。

もともと、スポーツ自転車に乗り始めた頃から自分はダンシングに頼りがちだったところがあって、急な坂なんかではすぐにダンシングに「逃げて」いたように思う。

よくヒルクライミングの走り方として、「ダンシングは足を休めるために使いましょう」みたいなことが書かれているわけだけれど、これはこれで正しいと思うのと同時に、「ダンシングは勢いをつけるためにつけましょう」というのが今の自分にとっては正しいのかなぁ、と思う。

シッティングで粘る走り方を意識すると、普段が自分が走っているルートの坂道を登りきったときに、まだ心拍機能に余裕があって、しかも速度もほとんど落ちずに済んでいる、ということが実感できるようになった。

あとは、実践的なヒルクライムの斜度(10%前後)でもシッティングで粘れる筋力と心肺能力をつけることができれば、より余裕をもった走り方ができるのかなぁ、と考えている。

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