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久々のロングライドと、スポーツ自転車文化について

土曜日は久々のロングライド。
横浜を超えたところから、16号沿いに走って三浦半島にエントリー。
湘南国際村の登りをこなし、三浦海岸から海岸沿いのルートを走って突端部分にある江奈湾の港直営レストラン、エナ・ヴィレッヂで美味しい魚をいただき、鎌倉を経由して帰宅。

詳細なレポートはこちら
トレーニング不足で、体力的に余裕がなかったのが今回の反省点。
横浜在住のチームメイト・セイゴさんには、道案内をしていただいた上に前まで引いていただき、散々お世話になった。
どうも、ありがとうございました!>セイゴさん

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三浦半島(特に最奥部)は、信号も交通量も少なくて気分良く走ることができる。
ほんの少し陸側に入るだけで山っぽい雰囲気になるので、海と山を両方楽しめてお得な気分。
東京からだとアプローチが辛いけれど、山の中に入っていくことなく思いっきり走れる環境として、実にナイスな場所だなぁ、と思った。

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久しぶりにロングライドをやると、練習不足や走行スキルの弱みが露呈して面白い。
50-60km程度だと、ある程度勢いで走れてしまうところがあるから、弱ってる状態でもなんとかなってしまう。
今回はツーリング気分でナメた格好で行ったのだけど、やっぱりちゃんとしたウェアーで行けばよかった・・・。

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練習不足を棚に上げて、自転車スキルの向上について考えてみる。

前々から思っていたのだけれど、スポーツ自転車のライディングテクニックってのはビジネスとして成立しないもんかねぇ、と思う。
例えば、テニススクールなんてのは日本の津々浦々まである。
でも、自転車スクールなんてものの話は聞いたことがない。
せいぜい、自転車屋の常連で集まって練習をしていたり、偶然知り合った人たちが自転車チームを組んでいたり・・・というレベル。

ピュアに体力的な部分(心肺機能・筋力)に関しては、ある程度走り込んでいくことで個人でもパワーアップすることができるけれど、ペダリングスキルやコーナーリング、車道の走り方やコース設定などなど、共有&伝達される価値のあるスキルや情報は多い。

雑誌やウェブの記事もそこそこ参考になるけれど、手っ取り早く上達するには、上手な人と一緒に走って教えてもらったり、参考にするのが一番よいに決まっている。
まぁ、そうは言っても自転車は場所を限定しないし、「スクール」みたいな単位だとまとめにくいんだろうなぁとも思う。
天気にも左右されまくるし。

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日本のプロのロードレースが一般的な自転車乗りから遠い存在(少なくとも、自分にとっては遠いです)であるという現状も、オイシクないのかなぁと感じる。「所詮ロードレースの本場はヨーロッパだし」という考え方に縛られているところもあるのかもしれない。

そういう流れの中だからこそ、より身近な、アマチュアが出られる大会で上位に食い込むような筧五郎さんとか、高岡さんとかに(少なくともウェブ上では)注目が集まるのではないかと思う。
競技人口が少ないゆえの面白い現象。

上達の成果は、必ずしも大会で発揮するべきものではない、というのが自分の意見。
ロングライドをやるのにも、峠を登るのにも、効率的な走りができればその分だけ余裕ができて楽しめるし、よりチャレンジングな計画にも挑めるというもの。

自分も含め、社会人になってからスポーツ自転車を始めた人間にとって、ライディングテクニックの向上は機材購入よりもよほど価値のある投資だと思ったりするのだけど、こういう意見は少数派なのかしらん。

自転車ごとき(?)にウン十万というお金を出すような人たちが相手なのだから、これまでになかったビジネスチャンスは至る所に転がっているんじゃないかなぁ、なんて思ったりする今日この頃だ。

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