Fixed Gear でゴー
かねてから計画していた、新・通勤自転車Cannondale CAPOの固定ギア化を実施。
一般的なシングルギアロードの完成車には、ホイールの両サイドに「フリー」と「固定」のコグがついていて、ホイールをひっくり返すことで好きなほうを使える("ダブルコグ"あるいは"Flip Flop"と呼ばれる)ものが多い。
・・・のだけど、CAPOの完成車にはフリーしかついてないので、固定にしたい場合は自分でギアを買ってきて取り付ける必要がある(ハブのネジは切られている)。
CAPOを固定化するのに最低限必要になるのは、
1. コグ(薄歯)
2. ロックリング
3. スプロケット戻し工具(薄歯用: TL-SR21)
といったあたり。
あわせて5,000円くらいで揃う。
固定ギアの世界では、1/2x1/8と呼ばれるぶっといチェーンに対応した「厚歯」と呼ばれるコグ(とチェーンリング)が一般的なのだけど、CAPOはロード用のものと同じ細いチェーン(シマノ9速用)が使われているので、薄歯のコグを使わなければいけないのがポイント。
近所のショップで相談したところ、パーツのバリエーションという意味で厚歯にすることをお勧めされたのだけど、そこまでディープにいじる予定はないので、とりあえず薄歯のままでいくことに決定。
自分は、コグにシマノの16Tをチョイス。
フロントが48Tなので、ギア比は驚きの"3.00"。
50x17Tよりちょっと重いくらいだから、平地で高速巡行しているときに踏んでるようなギア。
あまりにあまりなギア比なのだけど、トラックレーサー用では16Tが一番大きな歯になるのだった・・・。
アメリカのメーカー製のものでもっと軽いものがあるので、そっちに逃げるのもアリ。
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実際の交換手順は以下のようなノリ:
1. ホイールを外す
シングルギアのホイールはナットで固定されているので、モンキーレンチで緩める。チェーンを外すと、ホイールがフレームから離れる。
2. コグの取り付け
空いてるほうのハブに、コグを時計回しで固定。一般的なスプロケットリムーバーでも対応可能。ガッチリ締める。
3. ロックリングの取り付け
ロックリングは半時計回しで固定。緩むと怖い場所なので、体重をかけてしっかり締める。
4. ホイールの取り付け
チェーンをかけてからホイールを装着。
きちんとセンター出しをして、チェーンが張りが適切であることを確認してからナットを固定する。
作業のノリは、こちらのウェブページを参考にさせていただいた。
工具さえ揃っていれば、誰でも迷わずできると思う。
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シングルギアの自転車では、チェーン引きと呼ばれるパーツでチェーンのテンションを調整する(よく見るとママチャリにもついてる)。
これがあると、チェーンのテンションが格段に楽になると聞いたので、三ヶ島製のものをゲット。チェーンがついている側だけに装着すればOK。
CAPOのデフォルト設定だとチェーンが長すぎて、ハブの軸がエンドの端に寄りすぎてチェーン引きに干渉してしまっていたのので、チェーンを2駒カット。
これによってずれてしまったブレーキアーチの位置を調整して固定ギア化を完了。
こんなんで走れるのか~という感じだけど、実際の走行感はまた後日。
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