続・Fixed Gear でゴー
固定ギアにジョブチェンジしたCAPO君をいつもの通勤ライドで使ってみた。
距離は約5kmで、そこそこアップダウンのあるコース。
気づいたことを箇条書きにしてみるとこんな感じ。
- 漕ぎ出しがちょっと厄介。
停止状態から漕ぎ出すときは、利き足である右足を踏み下ろすポジションにクランクがないと、「はじめの一踏み」がやりずらい。
ビンディングorトゥークリップペダルであれば、止まってるときに後輪を浮かせて好きな位置にクランクを持ってこれるのかな。
まぁ、慣れればなんとかなりそう。
- ギアは重いが、結構走れる
48x16Tなので、ギア比はなんと"3.00"。
100rpmで回すと37.7km/h出る計算になる(!!)。
ただし、固定ギアの場合はホイールの回転がそのままクランクの回転にフィードバックされるので、数値ほどの重さは感じない。むしろ、フリーの48x17Tのほうが辛く感じた。
- 足を止めてはいけない
なんといっても怖いのが、走行中に足を止めようとするとペダルに吹っ飛ばされそうになること。
中速走行中に何回かこれをやってしまい、反動で体が浮いて怖い思いをした。
下り坂での高速走行中にこれをやってしまった時は、足がペダルから吹っ飛んで、ペダルだけがグルグル回る状態で「ワタタタタタ」となってしまった。コーナーリング中だったら間違いなく落車してた。
- 足を回しながらのコーナリングは問題なし
よほどスピードを出してタイトに曲がらない限り、大丈夫そう。
シングルスピードの自転車は、BBハイトが高めに設定されているので(Master X-Lightと比べて1.5cmくらい高い)コーナリング中にペダルが地面に接触する危険は少ないと言える。
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自転車に乗っていて、足を止めるタイミングというと、
A. コーナーリングの最中
B. 下りとかで足を休めるとき
C. スピードを落とすとき
D. 段差などを乗り越えるとき等にバランシングするとき
・・・がある。
固定ギアの場合、Aは回し続けるしかなくて。B,Cは慣れでなんとかなりそう。
でも、Dに関してはどうにもならないのでそういう局面をできるだけ避けるしかない。
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固定ギアは楽しい。
でも、乗りこなすにはそれなりの覚悟が必要。
通勤目的であれば、やっぱりクロスバイクが圧倒的に楽だと思う。
結局のところ、固定ギアを「楽しい」と思える感性が「実用性」というしみったれた現実とどうやって折り合いをつけられるのか、というところが固定ギアの自転車に乗り続けられるかどうかの分かれ道になるんじゃないかなぁ、と感じた。
とりあえず、自分はヘタれなので日常用途ではフリーホイール側を使うことになりそう。
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