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街乗りタイム

諸事情あって、街乗り自転車を更新。
街乗り自転車っていうか、普通のロードなんですけどね・・・。

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つらつらと経緯を書いてみましょう。
「自転車への異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めてロードで通勤するようになったか」

1. クロスを友達に譲ったことでロードとクロスの2台体制が崩れた(シングルギアに手を出そうという下心あってのことだった)

2. かねてより興味のあったシングルギアロード(CAPO)に手を出してみた。固定ギアにも挑戦。でも・・・街乗りで使うには色々としんどいことが分かってきた。

3. じゃ、CAPO君はまだきれいなうちにドナドナしてしまって、街乗り&練習で使えるようなロードをゲットしてしまえ!

4. クワッ!

・・・という感じ。
せっかくの均衡状態をぶち壊して、嬉々として泥沼にハマってしまうあたりが自転車(に限らず)馬鹿たる所以。
ニューマシンのスペックは以下。

フレーム: Time VX Elite (XS)
フォーク: Time Millenium
ホイール: Mavic Ksyrium SL (チューブラー用)
タイヤ: Vittoria Rally(前輪), Continental GIRO(後輪)
コンポ: Shimano Ultegra (9 speed)

VX Eliteは、近所の自転車屋さんでデッドストックから組まれた完成車を見かけたときから「いいなぁ」と思ってたフレーム。03/04年に売られてたTIME初期のカーボンフレームだけど、無闇に軽量化に走ったりせずに、古典的なジオメトリと細めのパイプで組まれているところが素敵。
某所でゴニョゴニョして入手した。

中古なので状態が気になったものの、年式の割に走行距離も短くてコンポーネント・ホイールも含めてまだまだ使えそう。BBの回転が渋いのが気になるので、そこだけは交換することになりそう。9速用のUltegra BBはほとんど在庫がないようなので105かな。

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例によって、気付いたことを箇条書き。

- よく進むフレームだ。
力の入力に対する自転車の反応がとっても素直。
よくTimeの自転車を評して「自転車に乗っていることを意識させない」とか「優等生」とか言うけれど、まさにそういう印象。
あと、ペダリングの抜けがいい。ホイールをKhamsinからNeutronに変えたときに感じた感触に似ている。これはKsyrium SLの効果かも。

- チューブラーは走りがスムーズ
現在装着されているのは比較的安物のチューブラータイヤ。・・・なのだけど、信じられないほどツルツル・スルスルした感触の走りをしてくれる。
「やっぱりチューブラー」っていう人の気持ちが分かった。
今どきはチューブラーテープなる便利なものがあるらしいので、今のタイヤをある程度使い込んだら「空気が抜けない」と評判のTUFOあたりを試してみようと思う。一回タイヤ交換を経験しておけば、ロングライドにも安心して使うことができそう。

- シマノはやっぱり・・・
はじめてシマノのロード用コンポをちゃんと使ってみたのだけど、やっぱり自分はカンパのほうが好き。STIはメカ部分を内蔵した部分全体が動くので、レバー操作がもっさりした印象を受ける。
シフティング性能は素晴らしいし、ブレーキングも問題なし。
シマノがメカ屋さん的合理主義で製品開発をしているのに対して、カンパはレース道具屋さん的こだわりで製品開発をしているのだなぁ、と勝手に納得。

- 軽い!
あたりまえのように軽い。8kg弱。
Timeを持ってからMaster X-Lightを持つと(特に後輪側)、信じられないくらい重く感じる。まさに「鉄の塊」。よくこんなん乗ってるな~という感じ。
走り出してしまえば重量はほとんど気にならないし、登り坂でもグイグイ進んでくれるけど、これだけ違うと「軽い=速い」という気分になりますな。

- その他
ハンドルバーの形が好みじゃない。
TNI ネオ・アナトミックバーらしいのだけど、剛性が足りなくて下ハン握ってスプリントすると力が抜ける気がする。
サドル(Selle Sanmarco Era)の形に慣れない。真ん中へんが盛り上がってて尻が落ち着かない。
でも、硬いのに痛くならないからよいサドルなんだろうなぁ。
バーテープ(SILVAのコルク)の感触が好みじゃない。
やっぱり、身体に触れる部分はどうしても好みが出てしまう。

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サドルを引いて、高さを調整しただけでMaster X-Lightとほぼ同じポジションが出せたので、皇居を周回したり連光寺坂の登りや平地スプリントをこなして感覚を掴んでいるところ。
これだけ走行感が違うにも関わらず、実際に出てくるタイムや最高速度はほとんど変わらない。まだまだ色々と追い込めてないところもあるのだろうけど、やっぱり自転車は99%がライダーの力量なのだなぁということを痛感。

考えてみると、Master X-Light君は納車された時以来ポジション調整の必要を感じずに乗り続けている。ショップの店長に出してもらったポジションがとても正確だったのだなぁ、と今更ながら感心。やっぱり、何事もプロに頼むのが安心ですな。

あ~・・・、それにしても我ながら見事なまでに迷走しているなぁ。
このままTIME君に深入りしすぎて、街乗りに使うのがもったいなくなってやっぱりクロスバイクが欲しくなる・・・みたいな状況が容易に想像できる。
お釈迦様も言っているとおり、人間無私無欲が一番。

レースでもロングライドでも使える自転車だから、大事に乗っていこうと思う。

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Comments

オクタリンクのクランクはPCD130しかないし、ココは一発ホロテクIIのコンパクト突っ込んだほうが得策じゃないでしょうか。
9速でもイケるらしいっすよ。

Posted by: まx | 2008.07.18 12:30 PM

できるだけ金かけずに手入れしたいんですよね。
当面は9速でよいかと思っているので。

そしてEdge 705が気になる今日この頃。
物欲連鎖恐るべし。

Posted by: yama-kei | 2008.07.18 05:20 PM

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