チューブラーのタイヤ交換
月曜日に朝練で多摩川を走っていたところ、TIME号の前輪がパンク。
TIME号のタイヤはチューブラーで、それなりに年数の経ったものをだましだまし使っていたのだった。
TIME号は街乗りや短距離にしか使わない前提だったので、替えタイヤはおろかポンプさえも持ってきていない。
後ろ加重にしてても転がりがひどく悪いし、ちょっとでも前加重になると挙動が不安定になる。水道橋のあたりでパンクに気づいたので、そこから先の多摩川沿いは後ろ加重を意識してクリアー。いつもなら25分で帰れる駒沢通りも、たっぷり40分かけて安全第一で帰宅した。
今思えば、スローパンクっぽい症状だったので、通りがかりのサイクリストにポンプを貸してもらって空気を入れればもう少し安全&楽に走れたのかもしれない。
まぁ、ブレーキングと下り、それにダンシングで前加重になる感触がよく分かったので、これはこれでいい経験になったかも。思っていた以上に、ダンシングの時には前加重になっているのだなぁ、と感じた。
チューブラーだとパンクしてもある程度走れるとは言うけれど、実際の感覚としてはやっぱり走りにくいし、空気が入っているに越したことはない。
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そんなわけで、仕事から帰ってからTIME号のタイヤ交換にチャレンジ。
空気が抜けないと評判のTUFOのS33 Proをミヤタのチューブラーテープで装着した。
元々ついてたタイヤ(前輪がVittoria Rally、後輪がContinental Giro)は、空気を抜いた状態で横からグイっと引っ張ると簡単に剥がれる。タイヤが剥がれた後にはセメントがリムに残っていて、これを取り除くのが一苦労。
マイナスドライバーでセメントをガリガリと削りまくり、あらかたきれいになったところで濡れタワシでゴシゴシ。最後にもう一度リム面がクリーンになったことを確認して、チューブラーテープを貼り付けてタイヤを装着。
テープの解説書通りにやれば、まず問題なく装着できると思う。
詳しい装着方法や、チューブラーテープの革新性については以下のページに詳しい。
TTP-1 Oh, Savior!
TUFOのS33 Proはやたらと硬いので、タイヤをホイールにのせるのにも苦労した。
コツは、リムにはめるために引っ張る際、タイヤの力がかかる部分を引っ張る側とは反対の方に寄せておくこと(言葉で説明するのが難しい)。こうすることで、思いっきり引っ張っても同じ側にタイヤが落ちてこない。
そんなこんなで、思っていたよりあっさりとチューブラーのタイヤ交換に成功。
早速翌日の朝練で使用してみたのだけど、全く問題なく走行できた。
タイヤがリムの上に頼りなげに張り付いている様子を見たばかりなので、走りはじめこそおっかなびっくりではあったものの、走り始めてしばらくすると、すぐにそんなことは忘れてしまった。
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TUFO S33 Proの乗り心地は、評判どおり「硬い」の一言。
ツルツル・スルスルといった感じはあんまりしないけど、気持ちよく「スィ~」っと前に進んでくれる印象。
チューブラーらしくないタイヤなのだろうけど、コストパフォーマンスという意味でも街乗り用という意味でも、このタイヤは悪くないチョイスだったんじゃないかと思う。
あとは、スペアのタイヤを携帯できるようになれば、晴れてTIME号をロングライドでも使えるようになる。
オーストリッチの製品でチューブラーバッグなるものがあるようなので、これを導入するのが無難なのかな?
サドルの下に直接ぶら下げるのも男らしくて(?)よいかもしれない。
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