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みかん狩り

慌ただしかった週末もおしまい。
日曜日は自転車のレースで酷い目にあった。

土曜日は、友達の知り合いの農園に、みかん狩りを手伝いに行ってみた。
大磯のちょっと先で、祖父から譲り受けたというみかん農園を一人で切り盛りしている元気なじいちゃん(I上さん)の農園で、ここに来るのは2回目。前回来たのは春で、お手伝いという名目で自分たちが持参した野菜類を植えさせてもらったりして、ほとんどの時間を雑談に費やしたのだった・・・。

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早起きして横浜から東海道本線に乗り換えて、目的の駅からはバスで移動。昨日は会社の山岳部の忘年会で盛大に飲んでしまったので、少なくない量のアルコールが身体に残っていてコンディションは中の下といったところ。

今日一緒に行ったのは、農園&I上さんを紹介してくれた友人と、友達繋がりで結成している登山倶楽部のメンバー4人。ほんとは来るはずだったM君が来れなくなったので、男の参加が自分一人だったのだけど、みんな知ってる顔なのでうち解けた雰囲気の中で楽しい一日を過ごすことができた。

去年が豊作すぎたため、「今年は1割か2割しかなってないよ」と言われていたのだけど、いざ行ってみると山の斜面に拓かれたみかんの木には実がびっしりついている。ついている木とついていない木があって、ついてないものは去年たくさん実がなったものなのだそうだ。

みかん狩りの道具は専用のハサミとカゴ、それに脚立。
ハサミは柄の部分が大きくて、歯の部分が最小限になっていてみかん本体を傷つけないように工夫されている。変則的な持ち方を活用して、シングルハンドで切る&取ることができる高等テクもあったらしいのだけど、結局これはマスターできず。来年の課題。

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カゴは40-50個くらいのみかんを集めることができるサイズで、枝にひっかけるためのフックがついた簡単なもの。自分が使わせてもらったものは年季の入った折り畳み式のもので、シンプルながらもよく考えられていて使い心地がよかった。残念なことに、これは今では作られていないのだそうだ。
このカゴを枝にひっかける場所がみかん狩りの大きなポイント。収穫するみかんにできるだけ近いところに引っかけてやると効率よく取っていくことができるのだけど、ちょくちょくかけ直すのも無駄なので賢い判断が必要になるなぁと思った。

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脚立は手がとどかない場所のみかんを取るために使うのだけど、これまた使い方・置き場所選びにはコツが必要。試行錯誤しながら少しずつ要領を掴んで、最後の方はうまいポジショニングをマスターできるようになった。

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(before)

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(after)

みかんを取ること自体は、目当てのみかんを掴んでヘタの部分をチョキンと落としてカゴに放り込んで・・・ということを繰り返す単純作業。なのだけど、ひとつひとつの手順を繰り返すと膨大な数になるので、効率を上げて作業しようとすると、経験やコツが生きてくる奥が深い世界なのだなぁと思い知らされた。一緒に行ったみんなも、同様にみかん狩りの奥深さを心から楽しんでいたようだ。

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昼ご飯にはI上さんお手製のおでんをご馳走してもらい、ポカポカした気持ちのよい天気の中でお腹いっぱいになるまでランチを楽しむことができた。

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(収穫の祭)

午後は15:00過ぎまで作業してからI上さんに別れを告げ、暗くならないうちに駅にたどり着いて帰途についた。おみやげとしてたくさんのみかん、ゆずやレモンに採ったばかりきのこ(巨大な椎茸&なめこ)をいただいたので、近いうちに美味しくいただこうと思う。ゆず湯を入れるゆずをスーパーで買おうか悩んでいたけれど、今年の分のゆずは確保できた。
嬉しいナ。

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(みかんの木にはでっかい蜘蛛が立派な巣を作っていた。通称「主」。)

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