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アンツーカー

日曜日はテニスの春の実業団・第一戦。
上のリーグから落ちてきたチーム(=あるレベル以上の実力)との対戦ということで、(少なくとも気持ちだけは)必勝体制で八王子方面へ。

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今回は対戦相手のコートをお借りしたのだけど、なんとこれが珍しいアンツーカー。一般的なクレーコートは、粘土質の土の上に砂を撒いたものであるのに対し、アンツーカーの場合は粘土を高温で焼いてレンガ状にし、これを粉砕したものが撒かれている。フレンチ・オープンが開催されるローラン・ギャロスでも使われているコートで、語源の"en-tout-cas"は英語の"in any case"と同義とのこと。普通のクレーコートに比べると水はけがよいので、「全天候型」という意味で名付けられた経緯があるようだ。

実際にプレーした印象としては、一般的なクレーコートと大きな違いはない。球足が遅くなる、よくはねる、ライン際のイレギュラーが多い・・・といった特徴は同じで、よくありがちなメンテナンスが不十分なクレーコートに比べると大分やりやすい印象。ニッチなコートだけに維持するのも一苦労らしく、特にアンツーカー用の砂が高価なのだそうだ。

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これまでクレー、ハード、芝、人工芝、カーペット・・・と色んなコートでやってきたけど、アンツーカーでプレイするのは初めてでなかなか面白い経験だった。

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肝心の試合のほうは、ボロボロの全敗(涙)。
クレーコートに特化したプレーをしてくる相手に対して苦戦を強いられる状況の中で、ダブルスを二つとも落としてしまったところでシングルス1の自分の出番。相手は静かそうなおじさん・・・と思ったらコートに出るとめちゃめちゃ元気。バックサイドの深いところに打ってもボールの勢いが死ぬ&はねてしまうので、回り込まれて何度も逆ストレート(!!)のエースを食らってしまった。

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1セット目を5-7で落として守勢に回った2セット目は、スライスを多用&コースを打ち分ける丁寧なテニスに徹して6-4でゲット。ファイナルセットはほぼイーブンで進んでいたものの、4-4からのサービスゲームを守りきれず4-6で落として敗北。なんと言ってもダブルフォルト&アンフォーストエラーが多すぎた。やはり、ある程度以上試合をこなしていないと、大事なポイントで競り勝つ忍耐力が身に付かない。試合に対する気持ちの入り方も全然足りておらず、メンタル面で充実していないとよいプレーに結びつかないことがよく分かった。

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夕方からは、友達の花見@代々木公園に参加する予定だったのだけど、疲れ果てていたのでそのまま帰宅。お風呂に入って気分がスッキリしたので、明日から仕事で中国に行ってしまう同居人と一緒に自由が丘の仁松庵でのんびりディナー。

ここは前に住んでいたときからちょくちょく寄らせてもらっているのだけど、心の底から落ち着く大好きな場所。美味しい料理と暖かいもてなし、それに香ばしいヒレ酒を楽しんで今日の悔しさを忘れることができた。

テニスの試合はしばらくないし、仕事も一山越したので、来週からは自転車に専念することにしよう。

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