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PalmユーザーのためのiPod Touch

ドバイから帰国中と父親と久しぶりに再会。
っつっても半年くらい前にも会ってるような気もするけれど・・・。

驚くべきことに(?)、マイ・ダディーは10年近く前に自分が勧めて以来のPalmユーザーで、5,6年前からはCLIE TJ25を愛用している。Palmはスタンドアロン側の電子機器としての使い勝手が素晴らしく洗練されているので、父親の仕事的にどうしても手放せないグッズとして活躍しているとのこと。

・・・なのだけど、とっくの昔にディスコンになって開発も止まり、調子が悪くなる度にヤフオクで程度の良さそうなものを探して・・・というサイクルもどうかと思っているらしく、いわゆるスマートフォンだとか最近出たシャープのNetWalker的なものに乗り換えたいな~という相談を受けたので、一緒に電気屋さんへゴー。

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ダディーが必要としているのは

- 胸ポケットに入って
- 電池がよくもつ
- オフラインでも完結する&サクサク動作する
-> 予定表(メモもあると素敵)
-> アドレス帳
-> Palmware的便利ツール類が自由に入れられる環境

・・・を備えたハード。
これって、簡単なようでいて実は難しい。
ひとたびPalmの快適さを知ってしまうと、なかなか他の環境に以降できないって気持ちはよく分かるんだよな~(結果、自分はPDA的なものを完全に捨てて今に至る)。

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NetWalkerはニュースで見た瞬間に「面白いけどプラットフォームとしては駄目だな」と見切りをつけていたのだけど、実物を見てもそんな印象。ま~、好きな人が好きにいじって楽しんで、3年くらいしたら忘れられてそうなハード。狙い自体は悪くないと思うんだけど、継続的に使ってもらうためにはもっと色々な仕掛けが必要になると思うんだよね。リナザウの時代からやることが変わってね~な~という感じ。

いわゆるスマートフォンだと、Windows MobileやらAndoroidを搭載したやつとかが狙い目になるのだろうけど、これはドバイで使えるかどうかがネックになるし、予定表やらアドレス帳のユーザビリティーが未知数なのでパス。

・・・で、最終的に辿り着いたのがiPod Touch。
ドバイのショッピングモールでは無線LANがタダで使えるみたいだし、現行の環境からのデータ移行もなんとかなりそうで、予定表&アドレス帳の使い勝手も悪くないし、ユーザアプリも色々と揃っている。

気になるのが電池の持ちだけど、音楽垂れ流しで聞いたりしなければ2,3日くらいは持つだろ~という大ざっぱな考え方で推してみたところ、その気になったのでお買いあげ決定。お買い得感のある32GBモデルは売り切れだったので、8GBモデルをゲットしてドバイへと帰っていった・・・。

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ま~ほんとに移行に成功するか分からないけど、現時点でPalmの代わりを・・・と考えると、iPod Touch or iPhoneはそれなりにアリな選択なのかな~と思う。

自分の携帯(8年モノ)もそろそろ限界なので、いい加減次をどうするか考えはじめないといけませんね(・・・と言い続けて3年くらいだけど、今年あたりから本格的にヤバくなってきて焦り中)。

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ナンを焼く

ホームベーカリーを導入して以来やろうと思っていた、ナン作りに挑戦。
・・・と思ったら、「挑戦」の名に値しないくらい簡単に作れた。

1. ピザ生地を作るのと同じ材料&コースで生地を作る

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2. 出来上がった生地を6等分し、丸めて10分くらい寝かす

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3. ナンっぽい形に手で伸ばしてフライパンで焼く

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これだけ。
生地作りが45分、10分寝かし、焼くのが5分と考えると、1時間少々でナンができちゃう。

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ポイントは伸ばし方と焼き方。

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延べ棒で均一に伸ばしてしまうと、ぼってりしたパンみたいになっちゃうので、手のひらでグリグリ伸ばしていって、長細い三角形状にして、わざと厚いところと薄いところを作る。

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焼くときは中火で片面ずつ。油はひかなくても大丈夫。
はじめに焼いた面が下で、上の面はある程度ボコボコしてるのが理想。軽く焦げ目ができるくらいで完成。

オリーブオイルを上からたらして、そのまま食べても美味しい。
体調不良で家に引きこもってた土曜日は暇だったので、カレーを作って一緒に食べた。

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黒部の山賊 - 伊藤正一

読みたかった本なので、ゴニョゴニョして初版を入手。

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戦後の混乱した時代に、北アルプス最奥の小屋を買い取った著者が小屋に住み着いていた山賊達(と下界で噂されていた人物達)と一緒に過ごした日々を記した本。山賊達の正体は、山に生活の場を持っていた猟師達。中でもその長とでも言うべき遠山富士弥は、「黒部の主」と言われた遠山品衛門(「上高地の嘉門次」みたいなもんですな)の息子で、旧日電歩道は彼と兄とが人夫を指揮して作ったものなのだそうだ。

いわゆる「猟師」と呼ばれる人たちの最後の世代に属する人々の様子や、戦後のものがない時代に山登りをやっていた人たちの姿、そしてクロヨンの開発が始まる前の、むき出しで険しい自然が残った黒部の姿が描かれている貴重な本。何よりも、著者の黒部への愛が伝わってくるのが素敵。

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2年前に著者の伊藤さんが管理している三俣小屋で半分くらいまで読んで、1年後に再訪した時に読み進めようと思ったらもう置いてなかったのだった・・・。絶版で入手困難なのかと思いきや、小屋のウェブページor小屋で普通に売っているみたい。

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(鷲羽岳と三俣小屋)

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(水晶岳から見るワリモ岳と鷲羽岳)

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(黒部減流域のクルマユリ)

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