ナンを焼く

ホームベーカリーを導入して以来やろうと思っていた、ナン作りに挑戦。
・・・と思ったら、「挑戦」の名に値しないくらい簡単に作れた。

1. ピザ生地を作るのと同じ材料&コースで生地を作る

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2. 出来上がった生地を6等分し、丸めて10分くらい寝かす

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3. ナンっぽい形に手で伸ばしてフライパンで焼く

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これだけ。
生地作りが45分、10分寝かし、焼くのが5分と考えると、1時間少々でナンができちゃう。

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ポイントは伸ばし方と焼き方。

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延べ棒で均一に伸ばしてしまうと、ぼってりしたパンみたいになっちゃうので、手のひらでグリグリ伸ばしていって、長細い三角形状にして、わざと厚いところと薄いところを作る。

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焼くときは中火で片面ずつ。油はひかなくても大丈夫。
はじめに焼いた面が下で、上の面はある程度ボコボコしてるのが理想。軽く焦げ目ができるくらいで完成。

オリーブオイルを上からたらして、そのまま食べても美味しい。
体調不良で家に引きこもってた土曜日は暇だったので、カレーを作って一緒に食べた。

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ホームベーカリーを導入

このあたりの記事に触発されて、1年半くらい前から導入を検討していたホームベーカリーを導入。

ゲットしたのはパナソニックのSD-BH102-D。
+1万円出すともちを作れる上位機種が買えるのだけど、日常的に作るものではないのでパス。めったにしか使わない色物家電ではなくて、あくまで実用的&便利な機械という意識。

導入を検討し始めた初期段階で粉の計量に必要になる電子計りを入手し、幾度となくamazonの購入ボタンをポチッと行きそうになっていたのだけど、「果たして定常的に使うのだろうか?」という疑問に答えきれずに導入を断念し続けていたのだった・・・。

で、ここ最近になって立て続けに身の回りでの導入事例を聞き、いても経ってもいられなくなった勢いで導入に到った。

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そんなわけで、早速材料を準備してパン作り。
強力粉、スキムミルク、無塩バター、ドライイーストあたりを揃えて、マニュアル通りにセットしておけば、あっけないほど簡単に「焼きたてパン」が自宅で楽しめる。これはもはや「パン作り」というよりも「パン製造」といったほうがよさそうなオートマチックさ加減。子どもの頃、親に読んでもらった絵本に「パン屋の奥さんパンを焼く、たたいてこねてまるめます」なんてのがあったけど、その世界とはまるで遠い世界。

だが、それがいい。

これだけ簡単にパンが作れるとなると、ズボラな人間でも日常的なルーチンの中にパン作りを組み込むことができるし、レシピをほんの少しだけ変えるだけで手軽に味を変えることができるので、モチベーションも維持しやすい。なんと言っても、パンを焼くいい香りが朝から部屋に充満しているのが素晴らしすぎる。

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1回目に作ったレーズンパン(ソフトタイプ)は、もちもちさ加減がサイコーで、2回目に作った全粒粉50%のパンも独特の風味があって素敵。全粒粉パンは不足気味な鉄分補給に最適なので、毎朝の定番メニューになりそう。

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自分の場合、平日に自宅で食べるのは朝ご飯のみで、定常的に揃えておきたいのがパン、牛乳(紅茶用、ヨーグルト作り用)、それにフルーツ。

ベランダに山羊でも飼って、バナナの木でも栽培すれば、平日の食事には困らないな・・・。

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手作りカレーでゴー

前々から作りたいと思っていた「手作りカレー」を作ってみた。

「手作りカレー」とはいっても、GABANが出してるキットを買って、書いてある通りに作っただけだから、そんなに大したことをしたわけではないのだけれど・・・。

作り方をまとめると、以下のような流れになる。

1. 香辛料をフライパンで炒めてカレー粉を作る
P330711720種類の香辛料を・・・


P3307119ボールで混ぜて・・・


P3307129炒める!


P3307135カレー粉のできあがり

2. タマネギをトロトロになるまで炒めてから、みじん切りにしたにんにく&しょうがを一緒に炒める
P3307264タマネギを炒めるのは、カレー作りにおける神聖な儀式。イニシエーション。

3. おろしたニンジン、トマトピューレ、スープ(OXOを使った)を入れて、じっくり煮込む
4. カレー粉、マンゴーチャツネを入れて煮込む
5. 肉を入れて、肉がクックできたらできあがり
P3307270できあがり!

6. 美味しく平らげる
P3307281カレーはいつ見てもウマそうに見える。

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カレー粉を作るプロセスがなかなか新鮮で面白い。
なによりも、「20種類の香辛料」のインパクトがいかす。
カレー粉をいれる頃になると、いよいよ「カレーになるんだなぁ」と思えて感慨深い。

んで、実際に出来上がったカレーが・・・うまい!
複雑な香辛料が溶け合った中にマンゴーチャツネの味がよく効いていて、何とも言えないウマさに仕上がっている。

P3307286今回のカレーの秘密兵器 OXO
イギリスに住んだことがある人はほぼ間違いなくお世話になったスープベース。
ちょっと味が濃いめで、これでポトフとか作るとウマい。
林望さんの本にもよく登場する。

やっぱり、料理ってのはプロセスが楽しいものだなぁ、と再確認。
色々と手がかかるのは確かだけれど、このカレーは今後も継続的に作り続けていきたいなぁ、と思った。

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ホブゴブリン

少し前の話になるけれど、ロンドン生活の最後の年によく遊んだ友達が3日だけ東京にいる、というので会社を早退して飲みに出掛けた。

やっぱりパブだろう、ってことで一時期足繁く通った赤坂のホブゴブリンへ。
Stella Artois(ステラ・アルトワ) が飲めるようになったのがひたすら嬉しい。
これまで日本ではカフェ・ヒューガルデンでしか見かけてなかった。
ついでだから、Kronenberg 1664(クロネンバーグあたりも出して欲しいところ。
フランスのビールなので、ベルギービール・オンリーなカフェ・ヒューガルデンでは出るはずもない・・・。

旅の話やロンドンの暮らし、人の幸せ、人生論・・・。
無駄なことのように思えることを延々と話せるのって究極の贅沢な気がする。
久しぶりにビールをラウンド*1で飲んだ。
村上春樹の言う「ワンアウト1塁・ダブルプレー」的感覚。

人の幸せはコミュニケーションに基づいている。

思いがけず、「甘い生活」という言葉が出てきた。
“「甘い生活」と「厳しい生活」があったらどっちを選ぶよ?”
映画 "la Dolce Vita" のことを思い出した。
甘い生活・・・。

今は日本でもそれなりに楽しい生活が送れてるから良いけれど、この国の行く末をあの猿芝居ばっかしてるような政治家連が握っていると思うと国外脱出も考えたくなる今日この頃。
物価が安くて治安がよくて、それなりに楽しい仕事があってビールが美味しく飲めるところ。
どっかないですかねぇ・・・?

*1 : ラウンド = イギリス式ビールの注文方法。例えば3人で飲みに行ったらまず1人が3人分を頼み、その次はもう1人が頼み・・・というのを繰り返す。カウンターで精算できる上にビール飲んでれば幸せなイギリス人らしい。

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完全なる休日

週末の登山の予備日としてとっておいた月曜日の有給でゆっくりとした時間を過ごす。

ある意味、普通の休日よりも落ち着いた気分でいられるのが不思議。
本を読んだり、洗濯したり、掃除をしたり、枕やタオルケットを干したり・・・。
久しぶりにギターを弾くと、どんどん下手になっているのがわかる。

昼過ぎになって眠くなったので、お昼寝。
2時過ぎに起きて、中国で買ったジャスミンティーをいれて、野沢菜おやきを食べる。
美味しい!!

友達の中国土産の肉片のようなおかしをほおばる。

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久しぶりにまともな夕食を作る。
とはいってもハムのスパゲッティと、サラダ、それに安物の赤ワイン。

料理をしていると、ひょっとしたタイミングでいろんなアイディアが浮かんでくる。
とある人は、風呂に入っていると"ひょこっと”思いつくことが多いらしいのだが、自分の場合は何か単純な手作業なんかをしている瞬間に、”ふっ”とアイディアが浮かぶことが多い。

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本当に美味しいものは本当に単純に美味しい・・・けれどそれに伴って値段が高いことが多い。

もし美味しいものを作る労力がその食料なりお酒なりの味にリニアに比例しているのであればよいけれど、美味しいものに対して“美味しいもの税”みたいな形で変なマージンが上乗せされているとしたら、それは一個人にとってとてもとても悲しいことだ。

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双子の卵

このblogの右上に貼り付けてある卵の写真なのだが、こいつは昔オムレツを作るのにハマっていた時代に偶然2連発で双子の卵に当たった時のものだ。

イギリスで生活して以来初めて出会って、それ以来1回も見なかったので、きっとよほどレアなケースだったのに違いない・・・ウシシ・・・と勝手に勘違いしていたのだが、ウェブで調べてみたらそうでもなかった。

二黄卵ってどんな卵?
黄身がふたつの双児卵はどうしてできるの?

どうやら、健康で産卵器官が発達途中の若鶏が産み落とすものらしい。
通常だと、大きすぎて規格外になってしまうため、市場に出ることは稀なようだが、わざわざ二黄卵・新鮮卵の販売として売っているケースもある。

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その昔、医者の卵の友人になんで双子は生まれるの~?と気軽に質問したところ、手のジェスチャーも含めて「ポポン!」と複数個同時に卵子が出る様子を説明してくれた覚えがある。

二黄卵は、厳密には上記と同じケースの「卵胞(黄身)が複数同時に排卵される」場合と、「排卵の際に複数の卵胞(黄身)を卵白(白身)が包む」場合とがあるらしい。
鶏の卵の場合、せっかくの双子の卵なのに、孵化するまでの過程で栄養の取り合いになってしまい、無事に孵化することはほとんどないのだそうだ。

全然関係ないけれど、これを書いていて映画「地獄の黙示録・完全版」に出てきたフランス人が、インドシナ半島から追い出される運命にある白人を卵で表現して、「White leave!! And Yellow Stay!!...」とか言っていたことを思い出した。

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