PS3でマゾゲーを遊ぶ
ひとつの節目となる自転車のレースが終わったので、リビングで埃を被ってたPS3に火をいれて、久しぶりにゲームを楽しんでみた。
片手にはビールでツマミをムシャムシャ・・・。
あ~堕落した生活ってよいですね!
手を出したのは身の回りでも評判になってたデモンズソウル。
Amazonのレビューで怖いほど大絶賛されているこのゲーム、2月に発売されて以来じわじわと売り上げを伸ばし、5月の時点で累計12万本を突破しているのだそう。新規タイトル+TVCMなし+コアゲーマー向けであることを考えると、これはちょっとした快挙。逆に言うと、今のPS3の購入層(30台男性ゲーム好き)はこういうゲームを求めてるってことなのかもしれない。
・・・で、このゲームを一言で表現すると「マゾゲー」ということになるらしい。
ファミコン~スーファミ~プレステと、時代が移り変わるごとにゲームが低姿勢になって、プレイヤーに対して優しくなってきた流れがあるように思うのだけど、ファミコン時代のような「あっさり死ぬ」「操作は身体で覚える」「どうやって進むかは自分の頭で考える」ゲーム観と、最新ハードを活用したグラフィック&ネットワーク機能が絶妙にブレンディングされているのが本作の特徴。
ダークな世界観もよく考えられていて、一般的なRPGにおける「お金」や「経験値」を「ソウル」という独特の価値を使って表現しているあたりもうまい。一般的に「難しい」といわれてるようだけど、この「難しさ」は開発者によって徹底的にコントロールされた「難しさ」なので、どうしようもなくなって進めなくなってしまうことは基本的にない(と思う)。
とりあえず、自分は小手調べといわれる一番はじめのステージをクリアして、ようやくデモンズソウルの世界内での行動の自由を獲得し始めたところ。20回くらい死んで基本的な動き方を会得したあたりから一気にゲームが面白くなった。死んで反省するたびに学習して、プレイヤー自身が上達していくプロセスが実に楽しい。
ゲームのノリは、開発者インタビューを読めば大体掴める。SCEのQAが「難易度を下げなくていいですよ」と応援してくれたってのはいい話だなぁ。このご時世、こういうゲームを応援したくなる気持ちはよく分かる。
まだまだクリアまで先は長そうだけど、心が折れないよう楽しみながら攻略していくことにしよう。